風通しが良く快適な着心地のリネン素材。
丈夫で水にも強いので年中を通して着られる素材です。
しかし、汗や皮脂で衣類に汚れが染み付きやすいのもリネンの特徴(T_T)
クリーニングにも出せますが、頻繁に出すのは大変ですよね。
今回はお気に入りの洋服を長く着るために、
家庭で出来る洗濯の仕方と、お手入れ方法をご紹介します。
リネンワンピースの上手な洗い方
リネンに一番良いとされている洗い方は「つけ置き」「手洗い」ですが、
洗濯機の「手洗いモード」でも洗濯は出来ます。
洗濯の最初の数回は色移りを避けるために、色柄物と一緒に洗うのは避けましょう。
何度か洗えば、リネンも他の洗濯物と一緒に洗えるようになります。
リネン洗濯のポイント
洗剤は中性洗剤を使いましょう
中性洗剤はアルカリ性の洗剤に比べ、素材に影響が少なく色落ちを防ぎ、
風合いを保ってくれます。
リネンはもともと柔らかい素材ですが、お好みで柔軟剤を使っても問題ありません。
水または、ぬるま湯で洗濯しましょう
熱すぎるお湯で洗濯をしてしまうと、繊維が縮んでしまう恐れがあるので、
水もしくは、ぬるま湯で洗いましょう。温度は、30℃以下が適温です。
洗濯時間は短めに
洗濯は手早く行うようにしましょう。
洗濯に時間をかけすぎると表面が毛羽立ってしまい、
リネン特有の風合いが損なわれてしまいます。
汚れや黄ばみは小まめに対処
リネンの素材である麻は黄ばみやすいという特徴があります。
汗や皮脂が時間とともに落ちにくくなり、臭いや黄ばみの原因になりますので、
出来るだけ早めに対処するようにしましょう。
つけ置き洗いのときに漂白剤を入れておくことで黄ばみ予防出来ます。
漂白剤を使うときには、アルカリ性洗剤を使うと繊維が弱くなってしまうので、
使用は避け、弱アルカリ性や中性、弱酸性の漂白剤を使用するようにしましょう。
また、着る前に洗濯後のリネンの袖口・首周り・脇などの
汗をかきやすく汚れやすいところにベビーパウダーを軽くはたいておくと、
汚れが染み付くのを防げます。
ベビーパウダーには汗や皮脂を吸収する性質もあるので、
洗濯時の汚れを落ちやすくしてくれる効果もあります(^^)
脱水はしない!
衣類にシワがつく一番の原因は脱水です。
脱水する事によって「絞りジワ」をつけてしまうからです。
では脱水せずに干すにはどうしたらよいのでしょうか?
リネンには干し方にもコツがありますので、次で紹介するポイントを覚えて、
リネンの上手な干し方をマスターしましょう!
リネンワンピースの上手な干し方!アイロンはかけていいの?リネン洗濯のポイント
リネン素材の洗濯で多い失敗例が、シワシワになってしまったという失敗談です。
少しの手間をかけてあげるだけで、面倒なシワ伸ばしから解放されますので、
ぜひやってみてくださいね。
リネンは濡れたまま干す!
リネンは、速乾性が高いので脱水をしなくてもしっかり乾かせますし、
むしろ水の重さでシワを伸ばす「ぬれ干し」の方がきれいに仕上がり効果的です。
どうしても脱水しないと気になるという方も、洗濯機での脱水は数十秒で抑えるようにしましょう。
少し水がしたたるぐらいで、ハンガーにかけて陰干しするのがおすすめです。
乾くころにはシワは弱くなり、そのまま着られるようなリネンらしい
自然な風合いになります。
もちろんハンガーにかけて干す時も、きちんと形を整えて干しましょうね。
雑にかけたままですと、その形のまま乾いてしまい、
ついてほしくないシワをつけてしまう原因になりますので、注意しましょう。
リネンは直射日光に弱く、生地が焼けやすい性質があります。
日焼けも黄ばみをつくる原因の一つになりますので、陰干しを心掛けましょう。
リネンは速乾性が高い素材なので、日陰でも十分乾きます。風通しの良い室内でも大丈夫です。
洗濯に失敗してシワが出来てしまったら?
どうしても取れないシワが出来てしまった時はアイロンをかけましょう。
丈夫な素材のリネンは、アイロンをかけても大丈夫です(^^)
シワの部分に多めに霧吹きで水をかけ、アイロンをかけることでシワが伸びます。
アイロンのスチーム機能を使えば、蒸気も加わりさらにシワが伸びやすくなります。
アイロンのスチーム機能だけですと、なかなかシワは伸びないので、
しっかり適度に濡らしておきましょう。
アイロンの温度は高めの中温~高温でかけるようにしましょう。
中には高温でアイロンをかけると生地が傷むものもありますので、
必ず衣類に付いている表示を確認してから温度を設定するようにしましょう。
アイロンをかける際には当て布をするのがおすすめです。
高温でのアイロンは生地を傷つけたり、テカリの原因になったりします。
他の素材と比べて丈夫なリネンですが、当て布をあててアイロンをかけることで
より長持ちさせることが出来ます。
アイロンをかける時は、いきなりアイロンをかけずに、
シワのついた部分をアイロン台に広げ、手のひらでシワを伸ばしておきます。
アイロンは一方方向にスーッとゆっくり動かすようにしましょう。
往復したり円をかいたりすると、シワが取れにくいので注意しましょう。
アイロンをかけ終えたら畳まずに、ハンガーにかけて収納しましょう。
シワのつきやすい素材なので、畳んで収納してしまうと、せっかくシワを伸ばしたリネンに畳ジワが付いてしまいます。
ハンガーに吊るして収納し、次回も気持ちよく着られるようにしましょう。
リネンワンピースの洗い方のまとめ
リネンは天然素材のなかでも、汚れが落ちやすい性質で、洗濯に強く、防カビ性にも優れています。
洗えば洗うほど柔らかくなり、着心地が良くなるリネン。
きちんとお手入れすることで、リネンは何年も長持ちしてくれます。
経年によって味のある風合いが出てくるのもリネンの魅力です。
正しいお手入れ方法をマスターして、お気に入りのリネンワンピースを長持ちさせましょうね(^^)
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