スーツの着こなしにさりげない華やかさを与えてくれるネクタイの「ディンプル」
スーツを着る機会の多い方は意識されてる方も多いと思います。
きれいなディンプルを作っている人ってキチンとして素敵ですよね。
今回は形崩れしにくいきれいなディンプルの作り方と、
新社会人には特に知っておいて欲しいネクタイの注意点をご紹介します。
ネクタイのくぼみディンプルの作り方
ネクタイにディンプルを作るのはそんなに難しい事ではありませんが、
難しいのが「きれいなディンプルを保つ」事です。
ネクタイが歪んだり形崩れをしていると、だらしない印象がしますよね。
ネクタイの「ディンプル(dimple)」とは
ネクタイを結んで作ったノット(結び目)の下にできる「縦筋のくぼみ」のことです。
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ディンプルを作ることで、ネクタイに陰影ができて立体的になり
のっぺりとした印象から、さりげない華やな印象に変わります。
ネクタイの素材によって立体感と光沢が強調され艶っぽさが出るので、
パーティーなどの華やかな場面でもよく使われる仕法です。
ディンプルの種類は大きく分けて3種類ほどありますが、
今回は1番スタンダードな、ネクタイの中心にディンプルを作る、
センターディンプルでの結び方をご紹介します。
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もっともオーソドックスで、きちんとした印象に仕上がり
ビジネスシーンでも使えますのでしっかりマスターしましょう。
ディンプルはノット作りから意識しておく
普段ネクタイはどのように結んでいますか?
ネクタイを結んだあとノットの下に、なんとなくディンプルを作って
それっぽくしていませんか?
ディンプルを後から作っても上手く作れなかったり
土台がしっかりしていないので、すぐに崩れてしまいます。
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崩れにくくきちんとしたディンプルを作るには、
ノットを作る段階でディンプルを作っておきます。
ディンプルはノットの中から始まる
ディンプルはノットの下に作るのではなく、ノットの中から作ります。
ノットの最上部にディンプルの起点がくるように結んでいきます。
最後にネクタイをしっかりと締めます。
ディンプルが動かないようにノットでロックするイメージです。
文字の説明だけだと分かりにくいですので、
こちらの動画を見てもらえると、よりイメージが湧いて結びやすいと思います。
ネクタイのディンプルを1日崩さない方法 (男前研究所さん)
ディンプルの作りやすいネクタイ
ネクタイの生地感によって、ディンプルの作りやすさが変わってきます。
現在の一般的なネクタイには、シルエットを保つ「芯地」が入っているので
ディンプルを作ること自体は難しくありません。
厚みがあってハリのある生地や幅広のネクタイなどは
比較的きれいなディンプルを作りやすいですよ◎
その他ネクタイの注意点
ネクタイにディンプルを作る時はシーン選びも大切
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きちんとした場面に作りたいディンプルですが、お葬式や法事の際には不向きです。
あくまでディンプルは自分を着飾るテクニックなので、
弔辞のネクタイにディンプルを作らないのは最低限のマナーとして覚えておきましょう。
ディンプルが要らないネクタイ
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ナロータイと呼ばれる剣先の細いタイプのネクタイは、
そのままでスタイリッシュに見えるようにデザインされているので
ディンプルを作る必要はありません。
結び目を小さくキュッと結んで、スマートな印象が◎
新社会人は気を付けたいネクタイ選び
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新社会人の皆さんにはネクタイ選びも気にしたいポイントですよね。
先輩方の迷惑にならないようにシンプルでスタンダードなものがベターです。
フレッシュさの感じられる爽やかな色合いが今だからこそ似合うと思います。
新社会人のビジネスシーンでNGなネクタイのポイント
色…… インパクトが強すぎる単色・派手な色合いのもの
柄…… キャラクター柄・目がチカチカするデザイン・分かりやすいハイブランド
太さ… 極端に太すぎるもの・細すぎるもの
結び… 奇抜なノット・過度に凝りすぎたノット
ネクタイの長さはどれくらいがベスト?
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ネクタイを締めた時に、太い方の端(大剣先)が
ベルトにかかるくらいの位置がベスト。
短すぎるとパーティースタイルぽくなってしまい、
長すぎるとだらしなく見えてしまいます。
ジャケットを羽織る季節でも気を抜かずに
意識して整えておくとより素敵ですよ。
ちょうどいいところで結ぶのにはネクタイの長さや、
体格によって変化がありますので、ちょうどいい位置を見つけておきましょう。
ノットの結び方で多少は長さを調節する事も出来るので
意識しておくといいでしょう。
ネクタイの結びにはシャツ選びも重要!
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ネクタイを綺麗に結んだり、整った状態をキープするには
意外にもシャツ選びが関係してきます。
シャツのサイズが大きいと、首回りや胸元に無駄な生地が出来てしまい
ネクタイを結んだ時にシャツにシワが寄ってしまいます。
体が動く事で、無駄な生地やシワが
ネクタイを押し下げ、綺麗に結んでも緩んで型崩れしてしまいます。
ボタンはしっかりしめましょう!
ネクタイをしている時に、シャツの第1ボタンを開けたままにしていませんか?
首回りが窮屈に感じるのも分かりますが、
第1ボタンを開けたままにすると、シャツの襟が美しくないだけでなく、
ネクタイが緩みやすくなり型崩れの原因になります。
気付いたらネクタイが緩んでいるなんて方はこれも原因かもしれませんよ。
学生気分はもう卒業して社会人としての意識を持ちましょうね!
ネクタイのくぼみディンプルの作り方 のまとめ
きれいで形崩れのしにくいディンプルを作るには
以下の2つのポイントを意識しましょう。
・ディンプル作りはノットの最上部を起点としてノットの中から作る
・ノットの最下部をしっかり締めて緩みをガードする
シンプルなビジネススーツでも、ディンプルのあるなしで
Vゾーンの華やかさが随分変わります。
顔まわりを華やかにする事で、顔の印象も良くなる効果があります。
新社会人の皆さんもぜひチャレンジしてみて下さいね!